ともに女優として活動していて、元宝塚歌劇団宙組という華やかな経歴の持ち主だった、花總まりさんと和央ようかさん。
ここでは、そんな花總まりさんと和央ようかさんのことを、いろいろとピックアップしていきたいと思います。
はたして、花總まりさんと和央ようかさんとは、それぞれ、どういった女優たちだったのでしょうか。
花總まりさんと和央ようかさんは、コンビでハナタカと呼ばれて、親しまれていましたので、その理由は何だったのかも調べてみました。
また、花總まりさんと和央ようかさんが、それぞれ、これまでに出演してきたテレビドラマについても、見てまいりましょう。
それではさっそく、ご覧ください。
1.花總まりのプロフィール
花總まり(はなふさ まり)さんは、1973年2月28日、東京都の出身で、現在の年齢は50歳となっています。
1989年に宝塚音楽学校に入学した花總まりさんは、1991年に宝塚歌劇団に77期生として入団をはたしました。
宝塚歌劇団では、月組の『ベルサイユのばら-オスカル編-』でデビューして、やがて、星組に所属することに。
1993年には、『うたかたの恋』に出演して、雪組へ組替えとなります。
そして1994年には、『風と共に去りぬ』で主演したことによって、話題になりました。
花總まりさんは、やがて同年には、雪組トップ娘役となり、1996年には、『エリザベート』に出演したことによって、キャリアの集大成となります。
1998年には、あらたに発足した宙組に所属して、宙組トップ娘役になります。
その後、花總まりさんは、2001年には、『ベルサイユのばら2001』に出演。
2004年には、『BOXMAN』に出演し、菊田一夫演劇賞を受賞しました。
そんな花總まりさんは、2006年、25年在籍した宝塚歌劇団を退団します。
退団までに相手役を務めた女優は、一路真輝さん、高嶺ふぶきさん、轟悠さん、姿月あさとさん、和央ようかさん。
宝塚歌劇団を退団してからは、2016年に、読売演劇大賞優秀女優賞、菊田一夫演劇賞大賞を受賞しました。
さらに、2019年には、オーストリア共和国有功栄誉金賞を受賞しています。
2.和央ようかのプロフィール
和央ようかさんは、1968年2月15日、東京都の出身で、2020年11月現在の年齢は、52歳となっています。
1988年に宝塚音楽学校を卒業した和央ようかさんは、宝塚歌劇団に74期生として入団をはたしました。
『キス・ミー・ケイト』への出演でデビューし、宝塚歌劇団では、雪組に所属することに。
やがて、和央ようかさんは、『ベルサイユのばら-アンドレとオスカル編-』に出演し、1993年には『天国と地獄』で主演し、人気になっていきます。
1995年には『大上海』で主演して、男役として活躍。
こうした働きもあって、和央ようかさんは、1997年には、雪組2番手スターになり、1998年には、あらたに発足した宙組に所属して、宙組2番手スターを経て、2000年、とうとう、宙組トップスターとなったのでした。
そして2006年、長く続けた宝塚歌劇団を退団します。
なお、和央ようかさんは、退団前に、舞台装置の事故によって、重傷を負うというハプニングに見舞われてしまったものの、殊勝にも退団まで公演は続けました。
その後、2007年には、映画『茶々 天涯の貴妃』に主演し、おおさかシネマフェスティバル主演女優賞を受賞するなど、ミュージカル以外でも顕著な実績を築いていくことに。
以降も、和央ようかさんは、演劇の世界において、実にはばひろく活躍を続けています。
3.花總まりと和央ようかコンビがハナタカと呼ばれる理由
ここまで、花總まりさんと和央ようかさんを見てきましたが、そんな2人は、娘役と男役としてコンビを組んでいたため、このことでも注目されてきました。
ハナタカと呼ばれていたのですが、その理由は何だったのでしょうか。
「ハナ」は「花總まり」でしょうが、「タカ」はよく分からないですよね。
実は、「タカ」は、和央ようかさんのことだったのです。
和央ようかさんは、「たかちゃん」、「たかこ」という愛称で親しまれていたからでした。
なお、和央ようかさんの海外における活動名は「TAKAKO」となっています。
和央ようかさんの本名は大川貴子(おおかわ たかこ)というようで、こちらの「貴子」がそのまま愛称となっていたのでした。
4.花總まりと和央ようかの出演テレビドラマ
それでは、そんな花總まりさんと和央ようかさんが、それぞれ、これまでに出演してきたテレビドラマも確認しておきましょう。
まず、花總まりさんは、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』、『精霊の守り人』、2020年の『明治開花 新十郎探偵帖』の3作。
一方、和央ようかさんは、2009年の『中央流沙』のみの出演となっていました。
今後、花總まりさんと和央ようかさんのテレビドラマにおける共演に、ぜひとも、期待したいものですね。
ともに、宝塚歌劇団で多大な実績を積み重ねてきていた、花總まりさんと和央ようかさん。
宝塚歌劇団を退団してからも、あいかわらずご活躍ということで、何よりでした。
これからも、ハナタカコンビから目が離せそうにありませんね。