ネット界の論客として有名な、西村博之(ひろゆき)さん。
今回は、そんな西村博之(ひろゆき)さんが管理人を務めてきたことで有名な2ちゃんねる(現5ちゃんねる)について、見ていきたいと思います。
そもそも2ちゃんねる(現5ちゃんねる)とは、どういうものだったのでしょう。
西村博之(ひろゆき)さんが2ちゃんねる(現5ちゃんねる)を乗っ取られるまでの経緯、乗っ取りに関する裁判の顛末まで探ってみました。
そして、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のユーザー数や年齢層についても確認していきたいと思います。
それではさっそく、こうした2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の話題をご覧ください。
目次
1.そもそも2ちゃんねるとは
西村博之(ひろゆき)さんが管理人を務めてきたことで有名な、ネット掲示板の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)。
もはやインターネットを利用している日本人であれば、存在を知らない人はいないといってもいいのではないでしょうか。
そこでさっそく、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)について、システムや歴史を見てまいりましょう。
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)は、スレッドフロート型のネット掲示板。
複数のスレッドから構成されている複数の板から構成されています。
板によってさまざまなローカルルールが存在し、IDすら非表示の板もあれば、IPもIDも強制的に表示される板もあるなど、さまざまです。
取り扱われているジャンルは、シリアスなものからサブカルチャーに至るまで、実に多岐にわたっていました。
なお、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のユーザーは、「2ちゃんねらー」(現「5ちゃんねらー」)と呼ばれています。
そんな2ちゃんねる(現5ちゃんねる)は、西村博之(ひろゆき)さんによって、1999年に設立されました。
もともと、インターネット上でいきおいがあったあめぞうというネット掲示板の避難所という位置づけで、設立されたのです。
ところが、2000年、あめぞうの閉鎖もあって、ユーザーが急増していったのでした。
そんななか、同年、西鉄バスジャック事件の犯人が書き込んでいたことによって、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の存在はまたたく間に世間に浸透していくことに。
一方で、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)においては、数々の事件が起こり、訴訟が提起されることになります。
その多くは名誉毀損、個人情報など、他人の評判にかかわるようなもの。
ほか、著作権侵害、薬物密売など、さまざまなトラブルの温床にもなっていったのでした。
こうした事態を受け、西村博之(ひろゆき)さんへの訴訟は跡を絶たず、多くの裁判で敗訴してしまうことに。
やがて、2009年には、西村博之(ひろゆき)さんは、PACKET MONSTER INC.に2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の管理を任せることになりましたが、実質的にはそれ以降も管理が続いていきます。
ところが、その後、西村博之(ひろゆき)さんが2ちゃんねる(現5ちゃんねる)を乗っ取られるという事件が起こったのでした。
2.ひろゆきが2ちゃんねるを乗っ取られるまでの経緯
西村博之(ひろゆき)さんが2ちゃんねる(現5ちゃんねる)を乗っ取られたのは、2014年のこと。
乗っ取ったのは、ジム・ワトキンスさんでした。
ジム・ワトキンスさんいわく、サーバーの料金を払っていないということで、西村博之(ひろゆき)さんなどに代わり、ジム・ワトキンスさんなどが管理人に就任したとのこと。
これを受け、西村博之(ひろゆき)さんは、2ちゃんねる(2ch.sc)というネット掲示板を設立して管理人に就任していました。
3.ひろゆきによる2ちゃんねる乗っ取りに関する裁判の顛末
この問題を受け、西村博之(ひろゆき)さんは、ジム・ワトキンスさんに訴訟を提起。
ジム・ワトキンスさんはその後、2017年、2ちゃんねるを5ちゃんねるに改称することに。
そして西村博之(ひろゆき)さん側は、2018年、東京地裁にて、損害賠償とサーバー使用料の返還を命じる判決を得ました。
ところが2019年には、東京高裁にて、東京地裁の判決が破棄され、西村博之(ひろゆき)さん側の請求は棄却されてしまったのです。
この東京高裁の判決はその後、確定することになりました。
4.2ちゃんねるおよび5ちゃんねるのユーザー数や年齢層
さて、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)といえば、そのユーザー数や年齢層も気になるところです。
ユーザー数は、2009年時点では、1170万人。
年齢層は、2009年時点では、35歳~44歳が34%で1位、25歳~34歳、45~54歳が17%でともに2位、そして0歳~17歳が14%で4位でした。
国内トップのネット掲示板だけに、やはり多数、多様なユーザーが利用していたのですね。
ここまで、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)について取り上げてみました。
西村博之(ひろゆき)さんといい、何かと注目されてきた歴史があったのですね。
これからも、そんな両者の歩みを見守っていきましょう。