池井戸潤さんといえば、直木賞作家で、企業ものの名手としてよく知られている存在ですよね。
ここでは、そんな池井戸潤さんの知っているようで知らないような話題を見てまいりたいと思います。
実は、作家になる前は銀行員だったという、池井戸潤さん。
はたして、池井戸潤さんが勤めていた銀行とはどこで、どれくらいいたのでしょうか?
この記事では、池井戸潤さんの小説で映画化、ドラマ化された作品についても取り上げていきたいと思います。
それでは、ご覧ください。
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1. 池井戸潤の経歴学歴
池井戸潤さんは、1963年6月16日、岐阜県出身の60歳。
岐阜県立加茂高校を卒業後、慶應義塾大学に進学して、文学部と法学部を両方卒業しました。
その後は、後述しますように、銀行マンとして働いたのち、かねてから志望していたミステリー作家をめざすことに。
そして、1998年、応募した『果つる底なき』が江戸川乱歩賞を受賞し、念願のデビューとなったのです。
以後、池井戸潤さんは、『M1』で吉川英治文学新人賞、『空飛ぶタイヤ』で直木賞と吉川英治文学新人賞、『オレたち花のバブル組』で山本周五郎賞と、文学賞にノミネートされつつ受賞できませんでした。
が、『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、『下町ロケット』で、とうとう直木賞を受賞。
それからというもの、池井戸潤さんは、『民王』、『ルーズヴェルト・ゲーム』、『七つの会議』、『ようこそ、わが家へ』、『陸王』、『花咲舞が黙ってない』など、企業ものでヒット作を連発し、このジャンルの第一人者となることに。
現在では、後でご紹介しますように、その作品の多くが映画やドラマとなって、小説を読まないような層にも広く浸透しております。
ちなみに、池井戸潤さんといえば、小説家というイメージが強いですが、実は小説だけに限ったことではなく、元銀行マンという経歴を生かして、経済関係の書籍も複数出版しています。
以上の経歴を見るに、池井戸潤さんは、当代随一の経済系エンタメ作家といえそうですね。
2. 池井戸潤の勤めた銀行はどこで何年いた?
すでに述べましたように、池井戸潤さんは、作家デビューをはたす前には、銀行マンとして働いていた時期もありました。
このとき培った経験こそが、後に作家として、小説や経済関係の書籍で活かされていくことになるわけですね。
さて、そんな池井戸潤さんが勤務していた銀行とは、いったい、どこだったのでしょうか…?
調べてみたところ、なんと、三菱銀行でした。
現在の三菱東京UFJ銀行です。
慶應義塾大学出身ですから納得ですが、立派なものですね。
が、その在籍期間は、1988年から1995年までの7年間で、たったの32歳で退行したそうです。
以後、作家デビューまではコンサルタントとして生計を立てていたという、池井戸潤さん。
メガバンクを辞めたのはもったいなかったですから、作家デビューでき、しかも超売れっ子になれて、本当によかったですね。
3. 池井戸潤の映画化小説作品
ここからは、池井戸潤さんの小説のうち、映画化、ドラマ化された作品についてチェックしていきたいと思います。
まずは映画化された作品について見ていきましょう。
探ってみたところ、あれだけの売れっ子の割に、映画化された作品は少なめでした。
2018年に長瀬智也さん主演で公開された『空飛ぶタイヤ』、そして2019年に野村萬斎さん主演で公開された『七つの会議』の2作だけだったのですね。
池井戸潤作品は、ドラマ化のほうが圧倒的に多かったのですね。
もっとも今後、さらに映画化されることは多々あるかと思われます。
4. 池井戸潤のドラマ化小説作品
一方、池井戸潤さん原作のドラマ化された作品は、数え切れないほどありました。
2000年に、渡辺謙さん主演の『果つる底なき』。
2009年に、仲村トオルさん主演の『空飛ぶタイヤ』。
2010年に、小池徹平さん主演の『鉄の骨』。
2013年に、堺雅人さん主演の『半沢直樹』、東山紀之さん主演の『七つの会議』。
2014年に、杏さん主演の『花咲舞が黙ってない』、唐沢寿明さん主演の『ルーズヴェルト・ゲーム』、織田裕二さん主演の『株価暴落』。
2015年に、相葉雅紀さん主演の『ようこそ、わが家へ』、遠藤憲一さん、菅田将暉さん主演の『民王』、阿部寛さん主演の『下町ロケット』。
2017年に、向井理さん、斎藤工さん主演の『アキラとあきら』、役所広司さん主演の『陸王』。
2019年に、大泉洋さん主演の『ノーサイド・ゲーム』。
おもだったものだけでこれですし、月9ドラマまで出していますから、すごすぎますよね。
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池井戸潤さんの小説が原作のドラマは、今や、テレビで見かけないことがありませんので、たいした活躍ぶりですよね。
池井戸潤さんの作品は、アクション、SF、ホラーといった派手なジャンルではないものの、それでもここまで浸透しているわけですから、これもすごいことでしょう。
企業ものに興味がなかったものの、池井戸潤作品で目覚めたという人も多いと思いますので、池井戸潤さんには、これからもさらに傑作を世に送り出していってほしいと思います。