今回は、ドラマ『きよしこ』について、取り上げていきたいと思います。
ドラマ『きよしこ』は、重松清さんの同名小説が原作となっていました。
少年が主人公の切ない作風となっています。
さて、「きよしこ」とは、なかなかピンとこないネーミングではありますが、このタイトルには、どのような意味があったのでしょうか?
そこで、ここでは、ドラマ『きよしこ』とは、どういった作品だったのか、見ていきましょう。
ドラマ『きよしこ』のキャストはどういった俳優、女優だったのか、あらすじはどのようなものだったのか、そして、重松清さんの原作同名小説のネタバレについても、探ってみました。
目次
1.ドラマ『きよしこ』の概要やタイトルの意味
ドラマ『きよしこ』は、すでにご紹介しましたとおり、重松清さんの同名小説が原作。
原作同名小説は、2002年、新潮社から刊行されました。
「きよしこ」、「乗り換え案内」、「どんぐりのココロ」、「北風ぴゅう太」、「ゲルマ」、「交差点」、「東京」の7編から構成されている短編集です。
各編ともに、重松清さんをモデルとした少年・きよしを主人公とした内容でした。
そのストーリーは、重松清さん自身の体験をもとにした吃音に悩むきよしを描くというものだったのですね。
そんなドラマ『きよしこ』は、2021年3月20日、21:00~22:13、NHKの土曜ドラマ枠で放送される予定になっていました。
さて、肝心のタイトルの「きよしこ」の意味ですが、これは意外なものだったのです。
後述しますように、主人公のきよしが、聖歌の「きよし この夜」を、つい「きよしこ の夜」とかん違いしたうえで作り上げた架空の友達なのでした。
2.ドラマ『きよしこ』のキャスト
ドラマ『きよしこ』で主人公の白石清役を演じているのは安田顕さんです。
ほか、白石早織役は西田尚美さん、室井役は吹越満さん、野村役は菊池風磨さん、白石曜子役は貫地谷しほりさん、白石賢一役は眞島秀和さん。
さらに、役名は不明ながらも、鳥越壮真さん、横山歩さん、達磨さん、若林時英さん、奥智哉さん、千原せいじさん、福地桃子さんが出演しています。
安田顕さんは、1973年12月8日、北海道の出身で、2021年3月現在の年齢は、47歳となっています。
これまでにドラマでは、『下町ロケット』、『嘘の戦争』、『小さな巨人』など。
映画では、『龍三と七人の子分たち』、『銀魂』、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』などに出演してきました。
西田尚美さんは、1970年2月16日、広島県の出身で、2021年3月現在の年齢は、51歳となっています。
これまでにドラマでは、NHK連続テレビ小説『マッサン』、『白い巨塔』、『メゾン・ド・ポリス』など。
映画では、『学校の怪談』、『ひみつの花園』、『図書館戦争』などに出演してきました。
3.ドラマ『きよしこ』のあらすじ
主人公の白石清は小説家で、吃音の息子の母親から息子を励ましてほしいというお願をされました。
ここから白石清は、自身の子供のころを回想していき、編集者の野村に、自身の体験にもとづく小説を書かせてほしいと頼むことに。
実は、白石清は子供のころから吃音で悩んでいたのです。
小学生のときには、母親の白石曜子からクリスマスプレゼントに欲しいものを尋ねられ、魚雷戦ゲームが欲しかったものの、吃音のせいで、飛行船が欲しいものとかん違いされてしまったことすらあったのでした。
そのため、白石清は、友達が欲しくて、聖歌の「きよし この夜」を、「きよしこ の夜」とかん違いしたことから、「きよしこ」という友達を作りあげることになります。
現実には、吃音でいじめられていましたが、そんな白石清は、みずからが想像した「きよしこ」と出会うことになるのでした。
4.ドラマ『きよしこ』の重松清小説のネタバレ
ドラマ『きよしこ』では、重松清さんの同名原作小説の7編の短編から、「きよしこ」、「どんぐりのココロ」、「東京」が選ばれ、各エピソードが描かれていきます。
同名原作小説の結末も気になりますが、「きよしこ」の場合は、以下のとおりとなっていました。
きよしは、子ども会のクリスマスイベントに参加します。
しかし、吃音であることを理由にいじめてくる同級生のマツザキやタナカがいたのでした。
おまけに、正確に発音できなかったせいで、クリスマスプレゼントも、欲しかった魚雷戦ゲームをもらえなかったのです。
そんななか、奇跡が起こり、きよしは、想像した架空の友達のきよしこと邂逅し、励まされました。
その後、すっかり勇気を得たきよしは、クリスマスイベントで忘れたお菓子をマツザキとタナカが届けてくれたことを知るのです。
5.ドラマ『きよしこ』を動画配信で見るには
ドラマ『きよしこ』を見逃した場合はどうしたら良いでしょうか?
NHKで放送されたスペシャルドラマは、NHKオンデマンドで配信されることが濃厚です。
NHKオンデマンドは単体でも加入可能ですが、U-NEXTを介して登録することで、よりお得に利用できます。
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ただしNHKオンデマンドは月ごとの契約となりますから、できるだけ月初めに近いときに契約したいところですね。

重松清さんは、これまでに人情味にあふれた作品によって評価されてきました。
ドラマや原作のあらすじを見る限り、ドラマ『きよしこ』もそのようになりそうですね。
もし、吃音で悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ、ご覧になってみてはいかがでしょうか。