小田和正さんといえば、日本を代表するシンガーソングライターとして知られています。
さて、とても柔和なイメージのある小田和正さんには、実は信じられない過去がありました。
これまた日本を代表する司会者であるタモリさんと確執があったというのですね。
『笑っていいとも!』の放送事故が原因だといいますが、その全容とは?
さいわい、小田和正さんはタモリさんと和解できたといいますが、『Mステ』に、2019年内に出演することはあるのでしょうか?
時期はいつごろになるのかも探ってみました。
1. 小田和正のプロフィール
小田和正さんは、1947年9月20日生まれ、神奈川県出身の75歳。
東北大学や早稲田大学大学院で建築を学んでいたという硬派な一面を持ちつつも、人気グループ・オフコースのヴォーカルとして音楽デビュー。
以後、小田和正さんは、とても男性とは思えないような澄みきったハイトーンボイスによって、実にたくさんの聴衆を魅了していくことに。
オフコースにおいては、たくさんの楽曲を手掛けたことで、ヴォーカルのみではなく、クリエイターとしても大成功しました。
「さよなら」が大ヒットを記録したオフコースでしたが、小田和正さんは、ソロ歌手としてもおおいに活躍をしていきます。
1986年、シングル「1985」でソロデビューした小田和正さんは、1989年にオフコースが解散したことによって、ソロ活動にさらに力を入れていったのです。
そして、1991年にリリースしたシングル「ラブ・ストーリーは突然に」が、ドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌として爆発的なヒットを遂げ、小田和正さんはすっかり国民的な歌手となったのでした。
以後も、小田和正さんは、次々と名曲を放ち続け、多くのリスナーを感動させ続けています。
2. 小田和正がタモリと和解

このように、とてもすばらしい経歴の持ち主だった、小田和正さん。
外見的にもとてもおだやかそうですし、その人間関係においても、まったく問題がないかのように見えることでしょう。
ところが、とてもおどろいてしまうことに、小田和正さんは、あのタモリさんと長いあいだずっと確執があったとか。
小田和正さんは国内屈指のシンガーソングライター、タモリさんも国内屈指の司会者だけに、これはそうとうまずいことですよね?
いったい、何が原因で2人の関係が悪化したのかというと、『笑っていいとも!』の放送事故が原因だったのですが、これの全容については、後で説明いたします。
さて、とにかくずっとまずい状態にあった小田和正さんとタモリさんであったものの、さいわいにも、その後、和解が成立したとのこと。
2015年、フジテレビの生野陽子アナウンサーと中村光宏アナウンサーの披露宴で2人が顔をあわせ、握手することができたというのです。
これまでに要した時間は、なんと30年近くにも及んだといいますから、和解成立は当事者たちのみならず、それぞれのファンにとっても、大変な朗報となったのでした。
3. 小田和正のMステ2019年出演時期はいつ?
小田和正さんは、タモリさんと和解が成立したことによって、あることが注目を集めていました。
それは、タモリさんが30年も司会を務めている民放最大の音楽番組として知られている『Mステ』です。
2人が和解してから4年が経つだけに、そろそろ小田和正さんの『Mステ』出演が実現するのかと、話題になっていたのですね。
実は、この2人の問題とは関係ないことですが、『Mステ』は2019年秋から放送時間が変更されることになっていました。
『Mステ』は放送開始からこれまでずっと、金曜夜8時の枠で生放送されてきました。
それが2019年10月からは金曜日の午後9時からに変更になるとか。
こうしたこともあって、いっそう小田和正さんの出演は、実現したら脚光を浴びそうですね。
具体的な出演予想はむずかしいですが、もし小田和正さんを出演させるなら、おそらく年末恒例の『Mステスーパーライブ』になるのではないでしょうか?
とにかく、一刻も早く『Mステ』内で、小田和正さんとタモリさんが対面する姿が見たいですね。
4. 笑っていいとも放送事故の全容
さて、あの小田和正さんとタモリさんが共演NGとなり、約30年も確執が続く元凶になってしまった、『笑っていいとも!』の放送事故。
その全容とは、どのようなものだったのでしょうか?
実は、タモリさんは、かねてから、小田和正さんのオフコースに否定的で、フォークも嫌いだといっていたのです。
しかし、その後、気まずいことに、1984年、『笑っていいとも!』に小田和正さんが出演することになって、ここでのトークでよけい関係が悪化。
[memo title=”小田和正とタモリの会話”]
タモリ「アルバムを出されるんだとか?」
小田「ええ」
タモリ「どんなものを?」
小田「気に入らないと思いますんで」
タモリ「まあでもほんの少し・・・」
小田「いつも同じものじゃつまらないんで・・・」
タモリ「いつもと変えるんですか?どんなところを?」
小田「専門的なことを言ってもしょうがないかなと」
タモリ「私をバカにしてるんですかw」
小田「リズムをちょっと前面にだした感じにしたりですかね」
タモリ「リズムがコレまでは聞こえない感じになってましたか」
小田「埋もれる感じでしたかね」
[/memo]
こんな感じでスタートした「いいとも」小田和正出演回。
言われているほどギスギスした雰囲気ではない感じで途中まで進みました。
しかし・・・
タモリさんはこの後自身のラジオで言っていた通り、小田和正さんの楽曲が好きではないこと、フォーク自体気に食わないことなどを語るんです。
小田和正さんも明らかに気分が悪いといった対応に。
タモリさんは実際、どういう受け答えをすればよいか迷っていたそうで、テレフォンショッキングで実際に話している最中も、今すぐ客席に移動して小田さんを1人でカウンターに残そうか迷っているとさえ言ったんです。
それに対し小田さんも無表情でだんまり。
観客も引いてしまい、テレビ視聴者はとても見ていられない感覚に陥ったでしょう。
スタジオは静寂につつまれ、いつもとは違った異常な空気に包まれたといいます。
その後、2015年まで、約30年、2人は絶縁状態になってしまったのでした。
こんなことなら、最初から共演させないようにしておくべきだったかもしれません。
でも、あえてそうならなかったのが、タモリさんの思いやりだったとしたら、実に皮肉な話ですね。
タモリさんも当時は若く、トゲトゲしかったですからね、現在のような優しいおじさんの感じとは程遠かったんです。
本人もいいとも最終回で語ったように、年齢とともに様々な付加価値がついてきた感じがします。
和解もこの30年という時間があったからこそできたのかもしれませんね。
2人ともカリスマだけに、タモリさんと小田和正さんにこんな過去があったとは、衝撃的ですよね。
なにはともあれ、和解が実現したのは、とてもすばらしいことでしたが。
『笑っていいとも!』は終了しただけに、『Mステ』での共演が早く実現してほしいですね。