今、いわゆる闇営業問題や、社長の記者会見などをめぐって、吉本興業が大変なことになっていますよね。
お笑い芸人たちが大量に退社する可能性まで出てきています。
そんななか、ここでは、吉本興業に所属していたことがあったものの、その後、辞めていたお笑い芸人たちをピックアップしていきたいと思います。
カンニング竹山さん、有吉弘行さん、小峠英二さん、ロッチの中岡創一さん、コカドケンタロウさんなど、有名どころだけでも、そうとうな数に及んでいたようですよ。
それではさっそく、ご覧ください。
1.カンニング竹山
カンニング竹山さんは、1971年4月2日生まれ、福岡県出身の52歳。
中島忠幸さんとともにカンニングを結成し、ブレイクしますが、中島忠幸さんが死去し、それ以降も、カンニングと名乗って活動しています。
そんなカンニング竹山さんは、もともとは福岡吉本に所属していました。
あの博多華丸さんや博多大吉さんもここでの同期にあたる間柄だったのです。
しかし、福岡吉本は、同級生だった中島忠幸さんと再会してカンニングを結成するまでに、すでに辞めていたのでした。
その後の事務所遍歴は、渡辺プロダクション、サンミュージック、フリーフォークス、またサンミュージックという流れになっています。
とはいえ、カンニング竹山さんが福岡吉本を辞めた理由というのはトラブルなどではなく、ローカル芸人で終わりたくなかったからだそう。
結局、ここで東京進出を決めたからこそ、今日のカンニング竹山さんがいるわけです。
この決断は妥当だったということになりそうですね。
2.有吉弘行
有吉弘行さんは、1974年5月31日生まれで広島県出身の49歳。
森脇和成さんとともに猿岩石を結成し、『進め!電波少年』でヒッチハイクの旅を行ったことで、一躍、大ブレイクを遂げることに。
ところが、ブームが過ぎ去ると一気にどん底になり、すっかり芸能界を干されてしまいました。
普通ならこのまま消えてもおかしくありませんが、有吉弘行さんには大逆転劇が待っていたのです。
猿岩石が解散してピン芸人になっていたところ、『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』での発言がキッカケで、再ブレイク。
それ以降、毒舌キャラで人気を博し、冠番組をいくつも持つ超人気タレントとなったのでした。
その『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』の宮迫博之さんが後に、闇営業問題を起こすことになるわけですから、実に皮肉ですが。
そんな有吉弘行さんもかつて吉本興業でしたが、なんと破門されていたとか。
理由は、おどろくべきことに、当時の相方を殴ったことだったといいます。
現在は太田プロダクション所属の有吉弘行さん。
またもや大逆転劇なんてことにならないよう、気を付けてほしいものですね。
3.小峠英二
小峠英二さんは、1976年6月6日生まれ、福岡県出身の47歳。
西村瑞樹さんとバイきんぐを結成し、長い下積みを経て、ブレイクしました。
『キングオブコント』で優勝したことで人気になった小峠英二さんですが、実は、決勝の日もアルバイトをしていたほどだったとか。
さて、小峠英二さんと吉本興業の関係ですが、実は、小峠英二さんは吉本興業をクビになっていました。
かなりショッキングな過去があったのですね。
どういう経緯だったのかというと、当初は大阪吉本に所属するものの、すぐに辞め、ワタナベエンターテインメントに移籍。
しかしまたすぐに辞め、ふたたび東京吉本に入るも、たった1年でクビになったというのです。
しかも、その理由はハッキリしていませんでした。
2019年現在はソニー・ミュージックアーティスツに所属している小峠英二さんですが、ここが終の事務所になればいいですね。
4.ロッチ中岡とコカド
ロッチは、中岡創一さんとコカドケンタロウさんからなるお笑いコンビ。
中岡創一さんは、1977年12月8日生まれ、愛知県出身の45歳。
コカドケンタロウさんは、1978年8月8日、大阪府出身の45歳。
コカドケンタロウさんから中岡創一さんに声をかけて、ロッチ結成となりました。
そんな2人も、現在はワタナベエンターテインメントであるものの、その事務所遍歴は複雑でした。
中岡創一さんは、吉本興業を辞めるどころかお笑い芸人自体もやめ、会社員をしていました。
その後、コカドケンタロウさんから誘われ、ワタナベエンターテインメントに所属したのです。
コカドケンタロウさんは、吉本興業、人力舎、ワタナベエンターテインメントと転々としていましたが、不穏な理由ではなかったもよう。
小峠英二さんほどではないものの、かなり慌ただしいですので、この2人もこのまま落ち着いていただきたいものです。
カンニング竹山さん、有吉弘行さん、小峠英二さん、ロッチの中岡創一さん、コカドケンタロウさんの経歴と吉本興業との関係を見てきました。
みんなそれぞれ、ドラマや事情があったのですね。
有吉弘行さん以外、不穏な退社理由ではなくてよかったですが、有吉弘行さんも人気になれて幸運でした。
そんな彼らもきっと、古巣の吉本興業の正常化を望んでいるのではないでしょうか。
少しでも早くそうなればいいですね。